3/3、NPO法人フーズマイルぐりぐらさんに活動体験へ行きました!
○SPICE+の現場ツアーって?
今まで、SPICE+でレポートさせていただいた団体へみんなでもう一度行ってみよう!という企画。参加してくれた方にSPICE+を知ってもらい、サイトを見てもらいたいという思いで開催しました!
15:00、フーズマイルぐりぐらの最寄駅、菊名駅に集合!
参加者6人で活動場所へ出発!
到着すると、子どもたちは宿題中。
大学生が6人ぞろぞろと入ってきて、子どもたちが遊びたくてソワソワしているのが伝わってきました!笑
宿題を終えるまでの間に、フーズマイルぐりぐらの団体概要や思いを団体の方から伺いました。
フーズマイルぐりぐらでは子どもたちが考える事を大切にしているという事を教えていただき、活動中にも意識しながら体験させていただきました。
また、放課後の時間に、学校の勉強はなんのためにやっているのかわからなくなりがちですが、実は日常で使っている事だという事を学んで欲しいとおっしゃていました。
例えば、算数を使う機会が日常にはたくさんあります。
みんなでクッキングのためにお買い物へ行った際、行く前に何を買うか子どもたちと決めます。いざ行ってみて、予算オーバーだった際に、計算し直したり、お料理を取り分ける際には分数を使ったり。
このように実践して学びを得ながら成長する、フーズマイルぐりぐらの子どもたちは自分で考えて行動するそうです。
宿題が終わった子どもたちから、外へ遊びに行きます!
とってもパワフルで、人懐っこい子どもたちは、早速大学生に肩車をおねだり!
クッキングが始まる前から、子どもたちに仲良くしてもらい、安心しました。
30分ほど遊んでから、いよいよクッキングが始まります!
今回は、3/3ひなまつりという事で、ちらし寿司!
フーズマイルぐりぐらのインターン生の大学生が、子どもたちに声かけをします。「チームで分けて作業する?」と提案すると、女の子が少し考えて、「人数少ないし、担当は決めずにみんなでやる!」と決めてくれました。
そして、女の子を中心にクッキングがスタート♫
まずは、卵やきから!
子どもたちがテキパキ主導でつくってくれます。
卵焼きが、落ち着いてくると、「そろそろごはんもやらなきゃ!」とごはんを混ぜるチームが自然とできました。
「ピンクのごはん混ぜて!」としっかり私たちにも仕事分担をしてくれます。
酢飯が苦手な子用に、酢がはいっていないごはんも用意し、みんなが美味しく食べられるように料理していきます。
最後はもりつけ。
牛乳パックを使い、ひしもちの様に形をつくります。
みんなにごはんを取り分けて、完成!
みんなで自己紹介をしながら美味しく食べました。
女の子達主導で作ってくれたちらし寿司は、男の子達にも、おいしい!と大好評でした。
作ってくれたお友達に「おいしいよ!」と素直に伝えられる子どもたちの姿がとてもすてきだと感じました。
ごはんのあとは、それぞれお家に帰る時間まで、自由時間です!
新聞紙ゲームや騎馬戦など、子ども達が提案してくれて私たちも遊びに夢中になってしまいました!
盛り上がってくると、楽しくて、少し危ない事もしてしまいます。
ただ、フーズマイルぐりぐらの子ども達は、そこでもきちんと考える事ができます。
肩車してもらいながら騎馬戦は楽しいけど、高いところで落ちたら危ないから、降りてマットの上でやろう!と楽しい事はそのままに、きちんとどうすれば危なくないか考えていました。
子ども達が帰宅したあとは、団体のみなさんとお話をさせていただきました。
フーズマイルぐりぐらでは、ボランティアやインターンなど、様々な形で関わる事が出来るそうです。
考える事のできる子どもたちから、私たちが様々な事を学んだ、とても充実した活動でした。
○参加者の声
「食」を通じて子どもの成長を見守るぐりぐらさんの活動。一緒に活動してくれたのは小学校の低学年くらいの子たちでした。
今回はひな祭りの季節ということで、みんなで一緒にちらし寿司を作ることに♪わくわくした気持ちでクッキングがスタート!女の子たちを中心に調理が進みます。しかし途中で材料の配分が上手くいかなかったり、作り方で揉めてしまったり、と料理していくうちに色々な壁にぶつかりました。そんな時、学校や家ならば大人が直ぐに手を差し伸べてしまいます。しかし、ぐりぐらさんでは子供たちが考えたり相談したりする時間をとても大切にしているため、解決するまで大人は答えを出しません。私は自分自身で問題解決に取り組める環境なんだな。と思いました。そんなこんなでやっとちらし寿司が完成!みんなで美味しく頂きました。
ぐりぐらで子供たちは学校で学んだことを活かしたり、勉強だけでは分からないことを学んでいました。そのチャンスを作り出すぐりぐらさんの活動を経験でき、私にとってとても貴重な時間でした。
○受け入れ団体NPO法人フーズマイルぐりぐら インターン生の感想
ぐりぐらには、毎日"レッスン"という時間があります。クッキーやピザを作るクッキングだったり、そのクッキングをするための準備(材料買い出し、レシピ作りなど)だったり、月の始めであれば予定表作りであったり。
この日のオリジナルちらし寿司作りでも、「誰がなにをする?」と、子どもたちの行動を促すような声掛けをしていきました。参加者の皆さんも「手空いてる子はどうしようかー?」「これをどうするの?」とこちらが意図したような声掛けをしてくれ、それに応えるように子どもたちも張り切っているようでした。
レッスンが終わってからも、たくさんの大人に遊び相手になってもらい、騒がしいくらいにはしゃぐ子どもたちの姿を見て、落ち着かないな~なんて思ったり(笑)普段はしてもらえない肩車をしてもらった子は、本当に嬉しそうで…笑顔が弾ける、とはこのことなんだと思ったほどです。
「子どもたちが考える」ことをどう引き出すかを毎回考えていますが、それを参加者のみなさんも実践してくれたことが嬉しかったです。また、子どもたちが普段はしないことをした姿を見て、こうすればいいのかな?という発見もありました!ありがとうございました。